現在発売中、
SPA!9月30日号掲載
ゴーマニズム宣言・神功皇后論
『峠タケルとクマソの秘密』
感想のご紹介です!
【コチャコさん】
「神功皇后論」最新回を読みました!
タラシヒメの呪術の力で先手を取りながら、自分の判断でクマソの国内に入ることにした鴨別。
タラシヒメが激怒して戦闘準備する展開が面白かったですね。
これも鴨別の計略でしょうか?
クマソの犬軍団の迫力が凄かったですね。
クマソに油断すると邪馬台国のようになる、とはどういうことなのか?なぜ邪馬台国とヤマトの国の繋がりが日本書記では絶たれているのか?古代の日本像のイメージがひっくり返る展開が更に期待できますね!
女性指導者の力なくして日本の国は誕生しなかった!
クマソの有り様も気になるし、鴨別の活躍とタラシヒメの尋常でない力が発揮される次回を楽しみにしています!
【mantokunさん】
登場時は武内宿禰にやられてしまい、ちょっと良いところがなかった吉備鴨別ですが、どんどん本領発揮し始めましたね! いかにもワイルドな風貌で、一見脳筋タイプにも見えた峠タケル(何代目かのクマソタケルと呼ぶべきか)ですが、鴨別の出方を冷静に見極めていたのですね。タラシヒメさまは「私の言うことを聞かないなんてバカモノ」と女王様ならではのすごい怒り方されてましたが、そのおかげで犬の集団とクマソ集落の中心部を見られたから読者的には結果オーライかな?
数年前に吉野ヶ里遺跡を訪れていたこともあり、九州平野を思わせる雄大な風景やクマソの集落の描写にもときめきました。
邪馬台国については畿内説と九州説で、あまりに長年にわたり専門家からアマチュア研究者にいたるまで、好き放題にさまざまな根拠を挙げて自説を説いてきたために、私みたいなただの古代史ファンから見るとちょっと面倒くさく感じて、敬遠気味でした。
でも今回、クマソ=狗奴国で、狗奴国と邪馬台国が対立していたのは犬を祖先として尊んでいたか、食糧としていたかという風俗の違いによるものという解説に、なるほどと目から鱗が落ちました。確かに、後の奈良時代には朝廷で隼人が犬の吠え声を真似をして、儀礼的に服属を示していたと言われていたことを思い出しました。やっぱり断片的に知識があるだけなのと、作家が想像力を駆使して構築した物語をビジュアルで見るのとでは、全く違いますね。
今回の話は読んでいて、自然にキャラクターの声が頭の中に浮かびました(タラシヒメの声は映画ナウシカのクシャナっぽい感じ。峠タケルは洋画の吹替でも活躍されている東地宏樹さん、武内宿禰は石坂浩二さんのイメージでした。吉備鴨別は…今の若手イケボ声優さんに詳しくないから誰でも(笑))
読んでいて声が自然に思い浮かぶほど、歴史上の人物というよりも、よしりんワールドのキャラとして、生き生きと動き始めているということなのかもしれません。直接乗り込んできたらしいタラシヒメと峠タケルの邂逅がどう描かれるのか、続きを楽しみにしています!
史料には描かれていない
歴史上の人物の性格や言動から、
架空の人物に至るまでが、
魅力あふれるキャラクターとして
目の前に現れてくる、これこそが
優れた作家の描く歴史物語の醍醐味です!
いよいよキャラが動いてきました!
さらに、謎のクマソと邪馬台国、
そして神功皇后の関係とは?
明日・9月30日は、SPA!10月7日号発売!
神功皇后論、次回のタイトルは
『クマソの国は一つじゃない』
どうぞご期待ください!




















